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2008年5月 8日 (木)

『エイジ』

51zead1sqxl_sl500_aa240_これほどまでリアルに中学生の微妙な心理を描ける作家はいないかもしれないです
「中学生」がニュースに出て来るのは、いじめ、自殺などなどのネガティブなニュースがほとんどなのは、この作品が新聞に連載された10年前と変わらない
「中学生」「少年」という抽象的な枠で大人はくくってしまいがちだが、その当事者達はそれぞれの個性でいろんな事を考え気持ちが揺れている
大人達はそれを理解する必要はないのかもしれない
それを知っているだけで

同級生が連続通り魔の犯人として捕まる
その同級生と自分とは同じなのだろうか、何か違うのだろうか?
自分も「キレて」しまうのだろうか?
葛藤しながら、でも最後は成長したエイジの姿が印象的です
ほかの登場人物の心理の揺れ方の描写も魅力です

でも心の揺れは決して中学生だけのことじゃなく、大人でも同じ
だからどの世代が読んでもそれぞれに意味深い作品です

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